2002年3月


Archives

3月1日

朝からごりごりとレヴィナスの『困難な自由』を訳す。 400頁もあるのに、まだ120頁しか訳していない。 しかし、これを「...


3月2日

玄田有史『仕事のなかの曖昧な不安』(中央公論社)を読む。 ずいぶん前に新聞の書評を見て、すぐに買って置いたのだが、『ミー...


3月3日

東京のe-womanというウェブ・マガジン(ていうのかな)の編集者が二人、合気道のお稽古を取材にくる。 なぜわざわざ港区...


3月5日

『ミーツ』の最新号が届いたので、読む。 アジサカコウジさんのマンガが楽しい。 『レヴィナスと愛の現象学』の書評の他にレコ...


3月6日

朝から委員会が三つ。 委員会に出ると、人間が「他人の時間」というものに対してどれくらい敬意を抱いているかがよく分かる。 ...


3月7日

みじろぎもせずに一日翻訳をしている。 ほんとうによく働く。 私のことを「遊んでばかりいる」人間だと思っている人々はゼウス...


3月7日

甲野先生からお手紙といっしょに「手裏剣」が贈られてくる。 江崎義巳氏作の業物である。 ウチダもこれまでいろいろなものをい...


3月8日

うっかり本を出したりすると、「あ、ウチダだ。こんなことしてたのか」と、思いがけない人からメールを頂くことがある。 このあ...


3月9日

『ミーツ』と『ジェンダー・スタディーズ入門』の原稿を同時発送。 どちらもお題は「恋愛について」 『ジェンダー・スタディー...


3月10日

鈴木宗男と外務省の醜聞から始まって、徳島県知事の収賄、加藤紘一元秘書の収賄・・・と、毎日新聞を開くたびに「はあ」とため息...


3月11日

ひさしぶりの東京。 紀尾井町の文藝春秋社で、嶋津さんと『構造主義』の原稿チェックを3時間。 読者層の高齢化が進んでいて、...


3月12日

平川克美君に久しぶりに会う。 平川君はこのところ秋葉原の一角に千代田区と秋葉原の地元商店会と企業各社から資本参加してでき...


3月13日

三日家を明けて、家に帰ると、メールや郵便物が貯まっている。 順番に片づけるが、まだ終わらない。 仕事の依頼が一件。3週間...


3月14日

おお、今日はホワイトデーだったのか。 ウチダにチョコレート類を贈った皆様にはサイバースペース経由で「ハイホー」のご挨拶を...


3月16日

先日、秋葉原に行ったので、ついでにひさしぶりにCDを何枚か買った。 ウチダは「街場」のひとではなく、「山場」のひとなので...


3月17日

家から一歩も出ず、終日原稿書き。 『寝ながら学べる構造主義』の書き直しなのであるが、私の悪い癖で、書き直しというと、つ...


3月19日

卒業式。 初夏のように暖かい天候にめぐまれた気分のよい卒業式だった。 合気道部の卒業生はエグッチ、ゴンちゃん、タカスさん...


3月20日

朝日新聞の朝刊で、法政大学の川成先生がまたまた「爆弾発言」をしていた。 『大学崩壊』で、ここまで「歯に衣着せぬ」ことを書...


3月21日

ゼミの瀧川さんが五月からカナダに留学することになったので、送別会。 みんな当然のようにわが家にどどどとやってくる。 めに...


3月25日

ああ、よく寝た。 日曜の夜の10時に寝て、起きたら8時。10時間爆睡してしまった。 金曜からの三日は恒例の合気道合宿。さ...


3月26日

朝日新聞から「e-メール時評」というコラムの執筆を頼まれる。 3週間に一本、600字ほどのエッセイである。 600字とい...


3月27日

国立大学の独立行政法人化がいよいよ2004年から実施されることになった。 制度改革の眼目は (1)文科省の規制が緩和され...


3月28日

朝日の時評の原稿を送ったら、クレームがついて戻ってきた。 「もう一ひねり」をご要望である。 うーむ。 600字の原稿とい...