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質問26 どうしてあれが「のど仏」?

Q:
喉のあたりにある骨のことを、なぜ「喉仏」と呼ぶのでしょうか?
変声期の頃、いきなりゴロゴロ出てきますよね。あれ。
一般的な男性諸氏の場合には、ぼこっと、ふぉっと、喉が、腫れあがるかのように大きくなることもあるようですが、ともあれ、「なぜに仏?」というのが、最近ますます信心深くなっているわたしの疑問です。

匿名希望

A:
匿名希望って…。「NAGAYA」見ればすぐわかっちゃうんですが…。
でも「最近ますます信心深くなっている」なんて、いい感じ~。
「のど仏」って、欧米じゃ「アダムのリンゴ」とか言いますよね。確か、咽頭にある左右の翼状とその前方にある突起状の「軟骨」を併せて「のど仏」と言うのが、いつしかのどの隆起を「のど仏」というようになったのではなかったでしょうか。このあたりは、機会があれば、同じNAGAYAの住人であるドクター佐藤に聞いてみます。
今まで、何度か火葬したお骨を拾う「お骨上げ」に立ち会っておりますが、確かに咽頭部の骨がきれいに「仏さまが華座にお座りになっているような形」に残るときがありますよ。「おお、まさに、のど仏!」と感心したことが数度あります。
というわけで、「咽頭部分にある仏像(座像)のような形をした軟骨」=「のど仏」から、のどの隆起を「のど仏」というように転化した、というのが私の仮説です。間違っているかも。

以上釈先生からのご回答でした。
ドクター佐藤にはただいま問い合わせ中であります。少々お待ちを(ウチダ)

はい、お待ちどうさまでした。そのドクター佐藤から専門的コメントがありましたので、コピペさせていただきます。ドクター、せんきう。

釈先生、大家の内田先生こんにちは。佐藤です。
「のど仏」の事ですけど、正式には「甲状軟骨」といいます。
さて、「甲状軟骨をどうして『のど仏』というようになったか」ということですが、正直に申し上げてよくわかりません。わたしは生きている人間、それもとびきり生臭い方が専門でございまして、尊い仏様のことはあまり存じ上げないのです。でも、医者というのは学校の先生と同じで、あまり大手を振って「ぼく、それわかりませーん」とは言えない因果な商売であります(って、どうどうと言ってますけど)。そこで、こっそり調べてみました。
『ステッドマン医学大辞典改訂第5版』(メジカルビュー社)をあたりますと、「のど仏」という項目はありませんでした(あたりまえですね)。大学の図書館で調べるのも途方もない作業になりそうなので、インターネットで検索をかけてみました。そうしたら、いろいろ分かってきました。ひとつは、釈先生がおっしゃっるように、甲状軟骨が仏様のお座りになっている姿に似ていることから来ているという説があるようです(さすが!)。
もう一つ興味深く思った名前の由来は、軸椎(Axis, 第二頸椎)が前から見るとやはり、結跏趺坐(けっかふざ)した仏陀に似ていることから、舎利の中のそれを、喉の骨と信じたという説があるようです(『骨の逸話』(国分正一東北大整形外科教授)より。
(http://www.ortho.med.tohoku.ac.jp/honenoitsuwa/hone_axis.html)
 少しでもお役に立ったら嬉しいのです。それでは失礼します。

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2005年11月28日 10:38に投稿されたエントリーのページです。

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